
海沿いのコーヒー焙煎所で、観光地牛窓をもっと盛り上げたい!
自家焙煎コーヒーと焼き菓子、絵本のお店「CHONTO」経営 岩永 拓海さん、彩理さん
- プロフィール
瀬戸内国際芸術祭で岡山県を訪れ、瀬戸内海の美しい景観に魅了されたことが、海沿いでの暮らしを意識するきっかけに
移住相談会へ参加したり何度も牛窓を訪れる中で移住を決意し、大阪でそれぞれ機械エンジニア・保育士として働いていたが退職
2024年4月に夫婦で瀬戸内市牛窓町に移住、「CHONTO」をオープン
- 移住先
瀬戸内市
海沿いの暮らしを意識した、瀬戸内海の美しさ
瀬戸内国際芸術祭で直島を訪れた際、フェリーから眺めた瀬戸内海の美しさに心を奪われ「いつかこういう場所で暮らしてみたい」と思ったのが移住を意識した最初のきっかけです。大阪での生活は充実していましたが、四国で自然に囲まれながら過ごした幼少期の思い出がずっと心の中に残っていました。
自然への憧れやのんびりした暮らしをしたいという気持ちが忘れられず、岡山県内などの移住相談会に参加しました。
「牛窓」というエリアを知ったのは地図で偶然見つけて「なんて読むんだろう?」と興味をもったのがきっかけです。大阪からも近いので2~3ヶ月に1回は牛窓を訪れるようになり、ますます海沿いの暮らしへの憧れが大きくなりました。

地域の温かさとつながりが、家探しにも役立ちました
初めて牛窓を訪れた時に立ち寄ったカフェの店員さんが本当に気さくな方で、牛窓で家を探していることやいつかコーヒー焙煎所をしたいという夢について、いろいろと相談できたのがありがたかったです。そしてたくさんの地域の方や先輩移住者を紹介してくれて、地域の特徴やネットでは分からない雰囲気、住む人たちの人柄なども知ることができました。
私たちは賃貸を希望していましたが、牛窓は人気エリアかつ物件数も少なく、なかなか物件に巡り会えませんでした。最初はお試し住宅を拠点に家探しを進めるしかないかなと考えていました。しかし偶然、理想どおりの物件がたまたま空き、すぐに知り合いの地元の方が電話で教えてくれたおかげで、現在の住まいにたどりつきました。
移住準備で地域のつながりがどれほど重要かを肌で感じ、こうして助けをいただけたこと、本当に感謝しています。

念願のお店オープンと憧れの暮らしを両立
「せっかくの機会だからやりたいことをしよう」と思い、夢だったお店のオープンも決めました。4月に移住し、少しずつ準備しようと考えていましたが「お客様に認知してもらうためにはGWまでに店を開けたほうがいい!」とカフェ経営の先輩からアドバイスをいただき、移住からわずか2週間後にオープンしました。DIYでカウンターや棚を作ったり、壁を抜いたりできることは自分たちで挑戦したし、周りの方にもたくさん手伝っていただきました。全て作り変えるのではなく、あるものを活かしたり、地域の空き家からいただいたりしながら作りました。
初めてのことだらけで忙しい毎日ですが、牛窓ならではののんびりした雰囲気のおかげで穏やかに過ごせています。
現在0~95歳の幅広い層の方が来店くださっています。地域の人たちの憩いの場であり、観光に来てくれた方がゆっくり過ごし、また牛窓に来たいと思うきっかけの場所でありたい。そんなふうに思っています。「CHONTO」も地域に根差したお店にしていきたいと思っています。

自分の目で見て聞いて肌で感じた情報が、生活の礎に
私たちは移住前から行動し、移住相談会に何度も参加して不安を一つひとつ解消しました。
地域ならではの繋がりを少し心配していましたが、何か気になることがあればすぐ相談に乗ってくれたり、気にかけてくださったり、でも良い意味で過干渉すぎず、この距離感はとても心地良いです。
唯一移住前に気づかなかったギャップを挙げるとするなら、晴れの日が思っていたよりずっと多いことと、カニやいろいろな生き物と家の中で遭遇するくらい自然が豊かなことです。
今はネットで簡単に情報を得られますが、できれば現地に行って自分の目で確かめた方が移住後の生活を想像しやすいと思います。

観光地「牛窓」に親子で楽しめる場所を!
移住をきっかけに夫婦でお店を始め、これまで温めてきた夢を実現できました。
牛窓は観光地として夫婦や大人向けのイメージが強いですが、子連れでも気軽に安心してのんびり過ごしていただける場にしていきたいと思っています。
今は、大阪時代に取り組んでいた「青空図書館」という活動をここでもしたい考えています。またコーヒーはもちろんのこと、絵本を通じて若い世代や家族がもっと気軽に立ち寄れる場所を作り、地域に新しい風を吹き込みたいです。

