岡山晴れの国ぐらし

移住者インタビュー

西村 知也さん

明治元年に建築された古民家をリノベし、自給自足の田舎暮らしを実現!

YouTuber  西村 知也さん

プロフィール

和歌山県出身
15年勤務した鉄道会社を退職後、一念発起して自家用車のハイエースを改良し、家族そろって日本一周の旅へ
日本各地でさまざまな人と出会い、そのつながりから2025年春に赤磐市へ移住
古民家をリノベーションし、自身のYouTubeチャンネル「Tom | 明治元年の古民家暮らし」で等身大の田舎暮らしの情報を発信中
家族構成は妻と子ども2

移住先

赤磐市

15年続けた運転士を辞め、日本一周旅を経て辿り着いた岡山

駅員、車掌、そして運転士として約15年鉄道会社で働きましたが、「人生一度きり。他の道があるんじゃないか」そんな想いが消えなくて、趣味でやっていたDIYYouTubeで発信し始めました。そんな時、千葉で独立する弟から一緒にやらないかと誘われ「これがきっかけだ」と思い、家を売却し退職の意思も会社に伝えました。

でも実際千葉で新しい仕事の下見をした時、違和感を覚えました。どうするか悩んだ時、妻が以前言っていた「いつか日本一周したいね」の言葉をふいに思い出して、退職金を使って1年間旅ができるかわからないけれど「日本全国を見てみよう」と旅立つことを決めました。

最初は転居地を探すための旅だったんですが、旅の中でいろいろな人のつながりを感じて、自分が求めていたのはこういう人と人のつながりなんだと実感しました。旅の途中で岡山で暮らすご夫婦が「うちの近くにおいでよ」と誘ってくれて、2025年の初めに岡山へ移住しようと決断しました。

15年続けた運転士を辞め、日本一周旅を経て辿り着いた岡山

予想以上の物件との出会いと、家族のような「お隣さん」の存在

最初は誘ってくれたご夫婦の近くで家を探していましたが、なかなか良い物件に出会えませんでした。もう少しエリアを広げて検討した時、「赤磐市」を知りました。

「空き家情報バンク」で見つけたこの家(160年、明治元年の古民家)を見に来た時、すごくいいなと思いました。でも一つ不安だったのは、地域の人たちと仲良くできるかということ。そこで移住前に何度も訪れて近隣を散歩し、出会う人に声をかけて「ほかに移住者がいますか?」「僕らが来ても大丈夫ですか?」と聞いて回りました。

最後に出会ったのが、今お隣に住んでいる金光(かなみつ)さんでした。金光さんは、この家が空き家になってから何十年もご好意で草刈りをして住める状態を保ってくれていたそうです。「空き家だと活気がないから、ぜひ来てほしい」と言ってくださって、それが最後の決め手でした。

今では本当に家族のように接してくださいますし、分からないこともいろいろ教えてもらっています。自分も手伝えることや農作業などの人手が足りないという話があれば積極的に参加するようにしています。

予想以上の物件との出会いと、家族のような「お隣さん」の存在

人との繋がりが、すべてを動かした

引っ越した後も金光さんのご紹介で田植えや農作業を手伝わせてもらうようになりました。田植え機やトラクターも乗れるようになり、畑も3つ借りることができました。来年は自分の田んぼで稲作にもチャレンジする予定です。

ここへ来てから妻は野草を勉強して食べられる野草料理もレパートリーになりました。初めてのことばかりですが、新しいことに挑戦するのは好きですし、周りの皆さんも温かく見守ってくれます。燻製機を自分で作ってみたりストーブで家事をしたり、自分たちで工夫して暮らしを楽しめるのが、心地よいですね。

人との繋がりが、すべてを動かした

これからの夢は「みんなが集まれる場所づくり」

YouTubeでは、自給自足や田舎暮らしをありのまま発信しています。都会で疲れている人たちに、「こうやって楽しく食べ物を作ったら、お金もかからずに生活できるよ」と伝えたいですし、空気感など日常を伝えることで、田舎暮らしに興味がある人たちの助けになればと思っています。

自分たちのように「自分らしく暮らしたい」「自然のなかで日々の恩恵を感じながら暮らしたい」「いろいろ工夫したり、自分で考えたりするのが好き」っていう人達が集まれるコミュニティが作れたら、もっともっと大きなことができるんじゃないかと思っています。実は裏山に1600坪ほどの土地もあり、ゆくゆくはキャンプ場など、みんなが集まれる面白い場所を作りたいと考えています。

これからの夢は「みんなが集まれる場所づくり」

これからの移住を考えている人へ

住む前に、まず現地へ行って家だけでなく周辺を散歩して、地元の方に積極的に挨拶する。そしていろいろと話を聞いてみて自分に合うか合わないか確かめることが大切だと思います。数回下見に行くだけではわからないこと、例えば地元の町内会の仕組みや季節のイベントは、そこに長く住んでいる人に話を聞くのが一番です。

そして移住後は、自分から「教えてください」「助けてください」と遠慮せず言うこと。こちらがまず心を開かないと受け入れてもらえないと思います。やっぱり人間関係が一番大切です。そして、ひたすら動くこと。僕らは引っ越し直後から、外回りの掃除や溝掃除をしていました。その働きを見て周りの人に僕たちの本気度が伝わったと思います。

赤磐市は、人が豊かで、食が豊かで、助け合いの心がある場所です。

これからも、この地域で楽しく暮らして、子どもたちに「大人が楽しんでいる姿」を見せ続けたいと思っています。

これからの移住を考えている人へ