岡山晴れの国ぐらし

移住者インタビュー

日野原 錦さん

東京の企業で働きながらせとうちの海と太陽、家族の笑顔に包まれて幸せ!

ハードウェア開発責任者 日野原 錦さん

プロフィール

島根県出身
岡山県内の大学卒業後、総合家電メーカーで開発に従事
都内で次世代電動車イスを開発する企業のエンジニアを経て、2020年、東京を拠点にシェアリングIoT農園を展開するスタートアップ企業に参画
「人と自然に優しいテクノロジー」の開発を目指して活動中
家族構成は、妻と子ども1人(移住時3歳)、愛犬1匹。2022年に瀬戸内市へU(J)ターン移住

移住先

瀬戸内市

子どもと過ごす今を大切にしたい!

結婚してからはほとんど関東で暮らしていましたが、コロナ禍をきっかけに始めたリモートワークを続けるうちに、「関東にいる必要はない」と思い始めたんです。
家は日当たりが悪く、窓の外は壁。隣の住人も分からず、外出先でも子どもから目が離せない緊張状態が続く中、自然が豊かで、子どもと祖父母が気軽に会える環境で子育てをしたいと思うようになり、妻の故郷でもあり、私が大学時代を過ごした岡山県に帰る決意をしました。
海沿いのまちが希望だったので、条件に合いそうな自治体をいくつか選び、岡山県や自治体の移住セミナーにはリモートで参加。
帰省のついでに現地を見て移住相談をしたり、物件を探したりしました。

子どもと過ごす今を大切にしたい!

家賃は半分、広さは倍に!

移住直後は、Wi-Fi環境を求めて海辺のコワーキングスペースを利用していました。
移住したばかりの頃は市内に知り合いはほとんどいなかったのですが、コワーキングスペースを利用したことで交友関係も広がりました。
現在は4LDKの自宅が仕事場です。
愛犬が走り回れる広さの庭で子どもを遊ばせながら見守っています。
海が近いので子どもと出かけたり、庭にビニールプールを広げて遊んだりすることも多いですね。
今住んでいる地域は、岡山市にも近くて適度に便利なので、田舎暮らしの不便さやギャップなどはあまり感じていません。
車が運転できないと不便なこともあり、平日に外食する機会は減りましたが、食事を家族みんなで食べるようになり、移住する前に比べて家族と過ごす時間が増えました。
生活にも心にもゆとりが生まれ、子どもの日々の成長を見守る幸せを実感しています。

家賃は半分、広さは倍に!

子育てが一段落した後のために

「子どもの手が離れた時に自分のコミュニティをつくっておきたい」という妻の願いをかなえるため、住居とは別に古民家を借りて改装。
白壁の蔵や歴史あるお寺などが立ち並び、昭和のレトロな町並みが残る「しおまち唐琴(からこと)通り」の一角に美容室をオープンしました。
物件は市の空き家バンクをこまめにチェックして探していましたが、知人からタイミングよく空いていた古民家を紹介してもらうことができました。
お店を開業したことをきっかけに、同じ移住者でオーガニック野菜を作っている農家の方や木製スプーンの作家さんなど、価値観を共有できる人との新しいつながりもでき、地域に根付きながらゆっくりと居場所づくりを進めています。

子育てが一段落した後のために

新しい趣味を始めるゆとりも生まれた!

車中心の生活だとなかなか歩かないので、運動不足にならないようランニングを始めたら楽しくなり、マラソン大会やトレイルランニング大会に出場するようになりました。
子どもが同じ幼稚園に通う知人が主宰する地域のバスケットボールチームにも加入。
バスケ部出身なので、最初はバスケをする場所を求めてバスケットゴールが置いてあるスペースを利用して一人で遊んでいたのですが、それをたまたま見かけたらしく、一緒に練習しませんかと誘ってもらったのがきっかけです。
週末には、妻の実家近くにつくった農園に通い、果物や野菜を育てています。
趣味がどんどん増えて毎日が充実しています。

新しい趣味を始めるゆとりも生まれた!