食の豊かさ、ゆったりした時間!安心して家族で暮らせる幸せを実感
製造業人事 岩堀 紘大 さん
- プロフィール
愛知県出身
東京で就職しホテル業界で人事の仕事を15年経験
東日本大震災やコロナ禍を経験し、憧れていた田舎暮らしを実現できる移住を決意
家族構成は妻と子ども1人(移住時小学6年生)
- 移住先
津山市
「安心安全に家族で暮らす場所」を求めて
生まれは愛知県ですが、東京で15年間ほどホテル業界で人事を担当していました。結婚して子どもが生まれ、仕事を続けながらも、心のどこかで「最終的には東京以外に住むのかな」とぼんやりと考えていました。
移住を本格的に考えるきっかけは2つありました。1つ目は東日本大震災。当時子どもがまだ小さかったこともあり、もし今後大きな災害が起こったら東京では避難所も人が多すぎて入れないのではという不安が芽生えました。2つ目はコロナ禍を経験したことです。仕事への影響も大きく、自宅で過ごす時間が増えたことで将来の不安が強まり、長野への移住を考えたり埼玉県の秩父に1週間住んでみたりと、いろいろ試しました。
自分自身、幼少期を含め引っ越しを10回以上経験しているので、移住そのものに抵抗はありませんでした。ちょうど子どもが小学校6年生の時、妻の母の具合が悪かったこともあり、「子どもの進学や親の生活をサポートすることを考えると今しかない」と移住を決断しました。岡山は妻の実家があり、以前から何度か訪れていたため、移住先としても馴染みやすい場所でした。家探しでは、妻の実家へのアクセスを考えながら、生活のしやすさも意識しました。
子どもの進学先選びと転職できるかどうかが、移住の決め手
移住先を選ぶ際に一番重要視したのは、子どもの希望が叶う就学状況が整っていること。津山市には中高一貫校などの進学校や商業、工業など複数の選択肢があり、子どもの進路に合わせて選べる点が魅力的でした。もともと中学受験を考えていたので、自力で通学ができる範囲に選択肢となる学校があるのは心強かったです。関東では公共交通機関で通学できますが、地方では親の送迎や自転車で長時間通学するケースもあります。当時、車は1台しかなかったため、徒歩や自転車で通える範囲に進学先があることは重要な条件でした。
また、自分自身の転職については、就農など未経験の分野は難しいと考え、一般企業への転職を希望しました。津山市なら町の規模もある程度あると考え、複数の求人サイトや人材紹介会社を利用して転職活動を進めました。面接で企業の方と話す中で、移住に関する情報も得られたのは良い経験でした。最終的には、本社が首都圏にある現在の会社で人事の仕事を続けることになりました。
そして、自然豊かな環境で暮らしたいという思いもあり、津山市を選びました。
食生活が豊かに!おいしいものが多い岡山
移住前は田舎での生活に少し不安がありましたが、実際に暮らしてみると日常生活に必要なお店もそろっていて、ネット通販も問題なく利用できるので全く違和感なく、スムーズに生活できています。確かに東京と比べると仕事帰りに立ち寄れる場所は少ないと感じることもありますが、その分通勤時間が大幅に減り、退勤後はゆったりとした時間を楽しめています。
岡山に来て良かったことの一番は、やっぱり食べ物がおいしいことですね。たとえば、朝に近所の農家さんが収穫した旬の野菜や果物を近くのスーパーで買えるのは、都会ではなかなか経験できません。東京ではあまり見かけない種類のお刺身が並んでいたり、しかも安くて新鮮なんです。岡山といえばフルーツが有名ですが、白桃やマスカットなども、見た目に少しキズが入ったものが手頃な価格で手に入ります。味は変わらないので、とてもお得だなと感じます。移住してから3年、食事が充実しすぎて体重が増えたほどです。それだけ食べ物がおいしいということですね。
適度なコミュニケーションと自然の中で新しい体験も
移住前に気にしていた「災害が少ない」という点も、実際に暮らしてみて本当に実感しています。つい最近、震度2の地震があったときには会社でちょっとした話題になるほどで、普段から地震がほとんどないのだと改めて感じました。また、近所付き合いも東京と比べると明らかに違います。すれ違えば自然に挨拶しますし、公園で子どもと遊んでいると声をかけてもらえます。地域のコミュニケーションが適度にあることで、不審者が入りにくく、防犯面でも安心です。
自然が身近なのも魅力ですね。バーベキューするためにわざわざ遠出しなくても、家の前で楽しめます(笑)。さらに、妻の実家は少し山の中にあり、そこで鶏を飼っています。まだまだ新しい体験ができると思うと、ワクワクします。

最初から「完璧」でなくても、まずはその場所を知ることから始める
移住で失敗したくないというのは誰もが思うことですが、私はまず借家を選びました。引っ越しまで2〜3ヶ月という短期間だったこともありますが、賃貸で暮らすことで、自分が過ごしたいエリアやさまざまな物件情報をじっくり見ることができました。現在は中古の一軒家を購入し、リフォームして住んでいます。移住はハードルが高いと感じるかもしれませんが、いきなり100点満点を目指さないほうがいいと思います。「お試し住宅」という制度もあるので、まずは暮らしを体験しながら、環境や地域の人との関わりを確かめ、自分たちが大切にしたい条件を少しずつクリアしていくのが良いのではないでしょうか。
情報収集は、やはりネットが中心でした。最近ではYouTubeに移住体験を紹介する動画も多く、参考にすることもありました。ただ、やはり現地の人と交流することが一番だと感じています。面接の際に岡山の工場の方と話し、仕事以外の情報もいろいろ聞けたのはとても良かったです。実際に現地の人の話を聞く機会があれば、移住前にぜひ活用することをおすすめします。
