岡山晴れの国ぐらし

移住者インタビュー

山本 剛さん

美しい頭島の自然を守りながら、オリーブ栽培を通して地域を盛り上げたい!

オリーブ園「kashirajima olive」経営  山本 剛さん

プロフィール

大阪府出身

高校卒業後、大阪で働いていたが退職し農業を志す

栃木県で3年程野菜作りの勉強をしていたが、知り合いの備前市日生町の頭島出身の方から、地域おこし協力隊としてオリーブ園経営の話を聞き、2018年に岡山へ移住

地域おこし協力隊任期終了後、個人事業主としてオリーブ園「kashirajima olive」を起業

移住先

備前市

頭島のロケーションに惹かれ、地域おこし協力隊として新たな一歩を

地元の大阪で就職しましたが、20代の頃から「自分で何か事業をしたい」と考えていて、30歳になるタイミングで一念発起し農業へ転職しました。

栃木で3年間ほど野菜作りを勉強していたところ、身内が備前市の職員をしているという知り合いから『地域おこしプロジェクトとして頭島でオリーブ栽培をやってみないか』という話をいただき岡山県への移住を意識しました。

最初は岡山県のことをよく知らないし、あまり乗り気ではありませんでしたが、頭島を初めて見た時、ロケーションが素晴らしくて感動したことを覚えています。景色の美しさはもちろん、昔は広大なみかん農園が広がっていたという場所を見た時、なんとかここを復活させようと思いました。オリーブオイルはワインのような品評会が世界的にも行われている奥深い世界だということも知り、即決で地域おこし協力隊としてこのプロジェクトに参加、すぐに移住生活が始まりました。

頭島のロケーションに惹かれ、地域おこし協力隊として新たな一歩を

小さな苗木からはじまり、着実に繋いだ実りの秋

野菜作りの経験はありましたが、オリーブ栽培は一から勉強する必要がありました。

最初はたった数本の苗木を試験的に植えた小さな畑からスタート。書籍やネットで情報を集めたり農業の先輩から教わったり、小豆島の農園を見学したり、少しずつ知識を深めていきました。地主さんに直接交渉して畑もどんどん広げていきました。

地域おこし協力隊の任期が終了した後もさまざまな職種の選択肢はあったのですが、何より頭島の土地が好きだったので個人事業主としてオリーブ栽培を続けることを決めました。私は「認定新規就農者」の制度を利用し市からの支援を受けて少しずつオリーブ園を形にしました。オリーブは苗木を植えてから収穫できるまでに6年ほどかかるため、2024年の秋、初めて収穫期を迎えることができたときの喜びはひとしおでした。

小さな苗木からはじまり、着実に繋いだ実りの秋

地域とのつながりを島の活力に

オリーブ栽培は地域の方とのつながりが欠かせませんし、土地の確保も非常に重要です。真面目にオリーブの栽培に取り組み、実際の作業を地域の人に見てもらい地主さんとの信頼関係を築く、そこがスタート地点ですね。

島にはカフェや移住者交流会などのコミュニティがあり、知り合った人たちと話すことも多くいろいろな意見を聞けるのも学びです。大阪にいた頃には知らなかった人の温かさや地域の結びつきがここにはあり、それがすごく新鮮で生活の大切な一部になっています。オリーブ栽培もそうですが、地域のイベントに参加したり、たくさんの人と協力して頭島を盛り上げていけるのが楽しいです。

地域とのつながりを島の活力に

夢は、「頭島オリーブ」を世界へ届けること

頭島でオリーブ栽培を始めて数年経ちましたが常に新しい挑戦をしたいと考えています。今の目標は、頭島を『オリーブの島』として世界に発信することです。

昨年収穫したオリーブは約300キロ。今年はその3倍の900キロ。それでも、まだまだだと思っています。もっと収穫量を増やし日本だけでなく海外からも注目されるような産業をここに作りたい。オリーブオイル品評会で「頭島オリーブ」として高評価を得たいと考えています。そして頭島がオリーブの栽培地としてだけでなく、観光や地域活性化の拠点としても注目を集める場所になったらいいなと思っています。

今は一人でできることには限界があるので収穫体験を企画し、一緒に夢を追いかけられる人と出会いたいです。頭島全体が“オリーブの魅力の拠点”になるよう、これからも頑張っていきたいです。

夢は、「頭島オリーブ」を世界へ届けること