岡山晴れの国ぐらし

移住者インタビュー

岸本 大輝さん

新天地で実現した“農業”への新しい挑戦

株式会社ブライト代表 岸本 大輝さん (スタッフ:柳田さん、大西さん、實村さん)

プロフィール

兵庫県出身

就農を希望し、神戸市から高校の同級生達とともに移住を決意

勝央町へ移住し、メンバーの入れ替えがあったものの現在は4人で協力して農業へ挑戦中

2024年に法人化し、「株式会社ブライト」を設立し、トマト、アスパラガス、米などを中心に取り扱っている

移住先

勝央町

お試し住宅との出会いから始まった夢

会社員として働いていましたが「何か若い人がやっていないことに挑戦したい」という気持ちがありました。もともと一次産業に興味があり「農業をしたい」と考えていました。祖父が岡山に住んでいることもあり、「岡山なら神戸からも近いな」とネットで調べていたところ、勝央町の移住支援で「お試し住宅」という制度があると知りました。

勝央町のお試し住宅は、長期で利用する場合、半年間も無料で住むことができたんです。他は一週間とか一ヶ月とか短い期間のところしかありませんでした。「無料で住むところを確保できる!」と知って、すぐ移住を決意しました。

さらに高校の同級生を誘って一緒に皆で移住しました。この「お試し住宅」がなかったら、正直勝央町には来ていなかったと思います。今振り返ると本当にこの制度が自分の人生の新しい第一歩を後押ししてくれましたね。

お試し住宅との出会いから始まった夢

地域の支えがなかったら、きっと農業はできていません

勝央町に移住後すぐに農業を始めましたが、経験もなく最初は右も左も分からない状態でした。けれどここに来て知り合った地元の方々がいろいろと教えてくれて、農業の基礎を学びました。

「とりあえずやってみよう」と気持ちのみで飛び込んだのが正直なところ。何度も失敗を繰り返しました。それでも諦めず一生懸命取り組んでいたら、周りの方が助けてくれて「こうしてみたら」「これはこうした方がいいよ」など、たくさん教えてくれたんです。そのおかげで、今では3ヘクタールの土地でトマトやアスパラ、米を中心に安定して収穫できるようになり、会社も設立することができました。

勝央町の人の温かさが、自分たちの農業を支えてくれました。

地域の支えがなかったら、きっと農業はできていません

温かい人たちが集う場所での暮らし

この町に来てみて一番実感したのは人の温かさです。みんなすごく応援してくれるし野菜のお裾分けや困っていることがあると相談できるのがいいですね。いろいろと町内の行事などもあって、神戸ではそういう関わりはなかったので新鮮です。

農業は始めてから成果が出るまで時間がかかる仕事です。それに大変な仕事というイメージもあります。けれどハウスを建てると収穫をコントロールできるので、すごく朝早くから動かないといけない、みたいなことは減りました。仕事が軌道に乗るまでは農業とアルバイト両方をこなして頑張っていましたが、今はほぼ農業だけでやっていけています。

休日もちゃんとありますし、「農業=大変」というイメージはないですね。取り扱う農作物も利益率や収穫率などを考えて、徐々に今の形に落ち着いてきました。試行錯誤の繰り返しです。

温かい人たちが集う場所での暮らし

自分たちの挑戦を、次の世代へ繋げていきたい

これからは土地や人を増やして活動範囲を広げ「勝央町から全国へ」という理念を実現していくことが目標です。

先日、地元の高校の先生が声をかけてくださり、高校で授業をする機会がありました。高校で農業や園芸を学んでも勝央町では農業関連の就職先が少なく、農業以外の職に就職をしなければならない生徒がたくさんいるという話を聞きました。それを聞いて、授業では農業の魅力を伝え「地元にも選択肢があるよ」ということを伝えました。授業をきっかけに高校生がバイトに来てくれたこともありました。少しずつですが自分たちの活動が伝わって手応えを感じます。

また、SNSでの広報を通じて地元や県外の人とのつながりも増えてきました。投稿を見て直接野菜を買いに来てくれる人もいて、たくさんの人に喜んでもらえることを実感しています。これからも自分たちらしい視点で農業の魅力を発信し続け、若い人たちに「農業っておもしろい」と感じてもらえる環境を作りたいと思っています。

自分たちの挑戦を、次の世代へ繋げていきたい